鴛鴦歌合戦

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着物姿の殿様たちがジャズをバックに歌い踊る!
爆笑オペレッタ時代劇

舞台は江戸時代。ひとりの浪人と彼に恋する3人の娘、その家族や殿様たちが台詞を歌に乗せて歌いながら展開する楽しさ満点の時代劇です。

権力や組織を嫌い、ひょうひょうと生きる浪人、禮三郎(れいさぶろう)。彼に想いを寄せているのが同じ貧乏長屋に住む傘屋の娘、お春です。どうも相思相愛の様子ですが、禮三郎には親が勝手に決めた許嫁(いいなずけ)藤尾がいて、更にお金持ちの商家、香川屋の娘お富も禮三郎に恋をしている模様。モテモテの色男、禮三郎にお春はいつもヤキモキしています。そこにお春を見初めた殿様や、骨董マニアのお春の父親などが絡んで、すったもんだの大騒ぎを繰り広げます。

歌と踊りと台詞による喜劇「オペレッタ」の形をとっているので、時代劇には馴染みのないお子さんでも楽しめると思います。能天気な殿様が「♪ぼくは若〜いとのさま〜♪」と歌いだすシーンの唐突さに思わず吹き出してしまいます。「♪さ〜てさてこの茶碗♪」と浮かれたお春の父が、骨董ニセモノ事件に巻き込まれ「♪すっかりガラクタ……」と嘆く様子がこれまた可笑しい。

殿様の家来によるビッグバンド風のシーンや、いろんな模様の傘がお花畑のように広げられたシーンも楽しさいっぱい。全員が歌い踊るラストシーンは圧巻です。モノクロ作品ですが、華やかな気分になれる古き良き日本の娯楽映画です。日本映画を語る上で外せない名匠、マキノ雅弘(発表当時はマキノ正博)監督の代表作のひとつです。(上原 千都世)

上映時間:69分
日本語音声:あり
白黒/カラー:白黒
製作年:1939年
監督:マキノ正博
出演:片岡千恵蔵
出演:市川春代
メーカー:日活
製作国:日本
原題:
備考:
親ゴコロポイント
  • 子どもって楽しいときに突然歌いだすことがありませんか(うちの娘たちだけ?)。保育園の発表会でもオペレッタを演じたことのある9歳の娘は全く抵抗なく鑑賞していました。「着物の人が踊ってる〜」「日本なのに外国みたい」とコメントしつつ、江戸時代の風俗にも興味津々。古い日本映画といってもこの作品なら、子どもといろんな楽しみ方ができそうです。
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