わんぱく戦争

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スクリーンいっぱいに元気がはじける
村対抗の男の子たちのケンカの行方は?

フランスの田舎にある二つの村の子どもたちのケンカを軸に、そのわんぱくぶりを生き生きとユーモラスに描いた作品です。原作はルイ・ベルゴーの小説「ボタン戦争」。勝つと、相手のボタンを戦利品として持ち帰ることになっています。

ロンジュベルヌの村に住む、子どもたちのリーダー、ルブラック。敵対するベルラン村の子どもに悪口を言われたので仲間を連れて遠征し壁に落書きをして帰ってきます。翌日は、二つの村の間にある採砂場で戦闘になり、ルブラックは捕虜のボタンをナイフではぎ取って解放します。服がはだけて格好悪いうえに、親たちからは大目玉を食うことは間違いなし。しかしその後、報復をされ今度は自分のボタンをとられてしまい、ルブラックは大ショック。一計を案じて、今度の戦闘は全員が裸で戦うことにしました! さて、このケンカの行方は……?

とにかく、男の子たちが元気いっぱい。集団の団結力もばっちりですが、頭のいい子は知恵を出し、リーダーはみんなを統率し、女子も1名仲間に入ってケンカで敗れた服をつくろい……と役割分担しながら自分たちの闘いを全うしようとします。そしてボタンを取られたときの費用として、野山でウサギやキツネ、キノコなどを取って現金にして備え、秘密基地を作ります。そのたくましさには思わず微笑。子どもたちはほぼ素人だそうですが、その自然な演技には驚きます。「そんなの共和主義じゃない」「じゃあ何が平等なんだ?」「貧乏人からお金を取るのは平等じゃない」などといった、「自由・平等・博愛」の国フランスらしい議論のやり取りが子どもたちの話の中にも出てきて「さすが」と感心。(上坂 美穂)

上映時間:90分
日本語音声:なし
白黒/カラー:白黒
製作年:1961年
監督:イヴ・ロベール
出演:アンドレ・トレトン
出演:ジャン・リシャール
メーカー:アイ・ヴィー・シー
製作国:フランス
原題:Le guerre des boutons
備考:
親ゴコロポイント
  • 集団で体を使ってケンカする。昔は日本でも、こんな子どもの姿が当たり前だったと思いますが、現代の子どもたちには、ほぼないことではないでしょうか? ケンカに勝つためにはリーダーがいて、作戦を考えて、ということが必要だし、最低限「ここまではやっていいけどこれはダメ」のような暗黙の了解があるのですよね。映画の中ではその辺の部分もちゃんと描かれています。
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