セロ弾きのゴーシュ

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宮沢賢治の世界にふれてみよう!
音楽家の青年と動物たちの交流が楽しい名作童話

セロ(チェロ)弾きの青年ゴーシュと、彼の元に訪れる動物たちとの交流をユーモアあふれる描写で綴った詩情あふれるアニメーション。

豊かな自然に囲まれたある町。「金星音楽団」は町の音楽会を控えてベートベンの第六交響曲「田園」の練習中です。セロ奏者ゴーシュは、若く内気で人付き合いが苦手な青年。ある日の練習で、楽長からひどく怒られ、失意のうちに家に帰ります。

その晩ゴーシュが猛練習をしていると、一匹の三毛猫があらわれ「トロイメライを弾いてごらんなさい。聴いてあげますから」といいます。ゴーシュは「生意気だー」と猫に怒りを爆発させ、ものすごい音の曲を演奏して猫を驚かせてしまいます。その晩以来、かっこう、たぬき、ねずみの親子らが次々とゴーシュを訪ねては彼にセロを演奏させます。動物たちとの交流を通じてセロの腕をあげていくゴーシュ。やがて開かれた音楽会でゴーシュは見事な演奏を披露し、拍手喝さいを浴びるのでした。

愛嬌抜群、どこかとぼけた味わいの動物たちと、セロがうまく弾けないうっぷんを抱えたゴーシュとのやりとりが、とにかく愉快で子どもも思わず笑ってしまうこと間違いなし。
ゴーシュはセロの腕前だけでなく、人としても成長していきます。
学校で勉強する「宮沢賢治」ではなく、作品本来が持つ楽しさや物語の美しさに出会える作品です。(上原 千都世)

上映時間:63分
日本語音声:あり
白黒/カラー:カラー
製作年:1982年
監督:高畑勲
声の出演:佐々木秀樹
声の出演:雨森雅司
メーカー:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
製作国:日本
原題:
備考:
親ゴコロポイント
  • 「君の演奏には感情が出ていない」と怒られたゴーシュが、動物たちとの交流で感情を解放していきます。「人も自然も動物も生き物は全てつながっている」という賢治の世界観は、きっと子ども心にも響くはず。原作と映画、どちらが先でも楽しめます。女性楽団員が着物を着て外国の楽器を弾いたり、映画の上映に合わせて楽団が演奏したり。そんな大正時代の文化は、今の子どもたちには新鮮に映るかもしれません。
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