
小さなさかなの女の子・ポニョと
5才の男の子・宗介の友情と海の冒険の物語
「♪ポニョ、ポニョ、ポニョさかなの子♪」という主題歌が子どもたちの心をつかんで離さない、大人気アニメーション。アンデルセンの童話「人魚姫」をモチーフに、宮崎駿監督が少年と少女、愛と責任、海と生命をテーマに描いた物語です。
崖の上の一軒家に住む5歳の少年・宗介は、ある日、クラゲに乗って家出したさかなの子・ポニョと出会います。アタマをジャムの瓶に突っ込んでしまい抜けなくなって困っていたところを宗介に助けられ、ポニョは宗介のことが好きになります。「ぼくが守ってあげるからね」と宗介もポニョと仲良しになります。
しかし、かつて人間を辞め、海の住人となった父・フジモトによって、ポニョは海の中へと連れ戻されてしまいます。「人間になりたい!」と、ポニョは、父がためていた生命の水を海中にまき散らしながら、妹たちがつくりだす大津波に乗って宗介のいる崖の上を目指します。そしてポニョが海の世界を混乱させ嵐を巻き起こしたことで、宗介たちの暮らす町は海の中へ飲み込まれてしまいます。母とはぐれてしまった宗介は、おもちゃの船でポニョと母を捜しに行くのですが……。
とにかく、ポニョが元気いっぱい! 大好きなハムばっかり食べたり、疲れて突然寝てしまったり。海から飛び出し、感じたままに突き進むポニョの大胆な行動と丸っこい可愛い姿は、子どもの心を一瞬でつかんでしまいます。いったい何匹いるのかわからないポニョの妹たち、たくさんの不思議な生物が泳ぎ回る海の底は、まるで水族館。海が生きているようなダイナミックな嵐のシーン、そしてその海を走りぬけるポニョ、おもちゃの船で行く宗助との冒険や、ポニョが使うユニークな魔法の数々など、躍動感にあふれたワクワクするシーンが満載です。 (上原 千都世)
日本語音声:あり
白黒/カラー:カラー
製作年:2008年
声の出演:山口智子
声の出演:土井洋輝
製作国:日本
原題:
備考:

- 軽快でユニークなテーマソングが、子どもたちはみんな大好き! 幼稚園や保育園の定番ですよね。親目線で見ると、危険な自然と隣り合わせの海沿いの町で育った宗助のたくましさが心に残ります。一方、生まれたての赤ちゃんのようなポニョの無邪気さにホッとしたり。子どもが子どもらしく描かれている映画です。