トントンギコギコ図工の時間

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楽しく自由な図工の時間
子どものイキイキした表情を追ったドキュメンタリー

東京都のある公立小学校の「図工の時間」の様子を追ったドキュメンタリー。作品作りに夢中で取り組む子どもたちのイキイキとした表情、ことばの数々を温かい目線でとらえていきます。

週に1回、2時間続きの図工の時間、登場するのは7歳から12歳の子どもたち。図工専科のウチノ先生は材料とやり方だけ教えて、あとはそれぞれの子供たちの自由な創作を見守ります。「失敗してもいいからどんどんやってみろ!」と声をかけ、材料が足りなくなると「お小遣いで買いなさい」と、自分で考えて工夫するように子どもたちを促します。

楽しそうに粘土をこねまわす2年生、初めてのクギ打ちでユーモラスな「クギ人形」を作った3年生、彫刻刀に挑戦する4年生、ちょっと難関?椅子制作にチャレンジする5年生、そしてのこぎり、カンナを駆使して一枚板から作る卒業制作に取り組む6年生。

大らかなウチノ先生のもと、本当に楽しそうに、のびのびと創作に没頭する子どもたちの姿が印象的。その表情は、何の制約もなく手を動かし何かを作り出す喜びと好奇心で輝いています。

出来上がった作品も自由で個性的で、子どもたちも達成感と充実感でいっぱい。映画はそんな子どもたちの表情を丁寧に追っていきます。合間に挟まれる子どもたちのインタビューは、家族への想い、ホンネがいっぱい。思わず顔がほころんだり、ハッとさせられたり。

ガラクタに見える材料が保管されている教室は「宝物室」。まさに小学校時代という子どもにとっての宝物のような大切な時間がギュッと詰めこまれた映画です。文化庁文化記録映画優秀賞を受賞しています。(上原 千都世)

上映時間:99分
日本語音声:あり
白黒/カラー:カラー
製作年:2004年
監督:野中真理子
メーカー:紀伊國屋書店
製作国:日本
原題:
備考:
親ゴコロポイント
  • 「好きな授業は音楽と体育と図工と休み時間!」と言う男の子。どの家の子も一緒なんですね(笑) 。映画の冒頭で、小学校の図工の時間が減らされていることを懸念するナレーションが入ります。自分の手を動かして工夫したり、協力し合って本当に楽しそうに制作に取り組む映画の中の子どもたちを見ると、「生きる力」や自分で考える力を伸ばすのは映画のような図工の授業なのでは?なんてことも思いました。ちなみに私が小学校のときに好きだったのは国語と、やっぱり音楽と図工です!
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