リトル・ダンサー

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踊らずにはいられないんだ!
少年の魂の叫びのダンス

イギリス北部の炭鉱町を舞台に、バレエに心惹かれる少年の奮闘を描く人間ドラマです。

母は亡くなり、少し認知症気味の祖母の面倒を見ながら炭鉱で働く父と兄と暮らす主人公ビリー。彼は父から強制されたボクシングになじめず、同じ体育館で練習するバレエ教室にこっそり入門します。くわえタバコの女性バレエ教師の尽力もあって、ビリーはその踊りの才能を開花させますが、父親にバレてひと騒動に。しかし「女々しい」息子に激怒しながらも、先の見えない暮らしの中にいる父は、息子の将来を思ってある決断をします…。

楽しいことばかりではない生活、そんな鬱屈した日常を忘れるかのように、主人公が一心に踊る姿に胸を打たれます。青い海の見える坂道を駆け上がりながらのダンス…。「踊らずにはいられないんだ!」そんな魂の叫びがひしひしと伝わってきます。炭鉱のストライキという一家の置かれた社会背景も織り込まれていて、それが「努力は報われる」式のスポコン的な成功物語とはひと味違った奥行きをドラマに与えています。タッチはユーモラスながらイギリスの階級社会や親子の愛情にまで目配りされた青春ドラマです。(上坂 美穂)

上映時間:
日本語音声:あり
白黒/カラー:カラー
製作年:2000年
監督:スティーヴン・ダルドリー
出演:ジェイミー・ベル
出演:ジュリー・ウォルターズ
配給:角川書店
製作国:イギリス
原題:BILLY ELLIOT
備考:DVD中古のみ
親ゴコロポイント
  • 11歳の少年らしい、女の子とのほのかな感情の交流や、主人公を慕う同級生(男です)とのやりとり。「バレエを習っているからっておかまとは限らないんだぞ!」などという台詞も登場します。「あれはどういう意味?」と聞かれないかとママはちょっとドキドキ(笑)。バレエがテーマなので「白鳥の湖」の曲が印象的に使われていますが、音楽でいうとT・レックスやクラッシュなども満載、ロック世代の親にはたまりません。
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