
映画館を2倍楽しむ方法!~第1回イオンシネマ
小さなお子さんをお持ちの方から、映画館に子どもを何才から連れていっていいの? 退屈して騒いだりしたら、心配・・・という声をよく耳にします。そこでこども映画プラスでは、映画館がファミリー向けにどんなサービスを提供しているか調べてみることにしました。
第1回目は、全国80ヶ所に映画館を持つイオンシネマエンターテイメントの小金沢剛康さん(プロモーション部部長)にお話を伺いました。
■こどもの映画館デビューを応援!
イオンシネマがママに実施したグループ・インタビューで、子どもたちが見たいと言った作品でも、暗い場内や迫力の音に驚いてしまうことが多いと分かりました。そこで、イオンシネマでは、長編映画を見るまえの「慣らし」的な作品として「こどもの映画館」シリーズを2014年1月に立ち上げました。
「こどもの映画館」シリーズの特徴とは?
①子どもたちが好きな生き物たちがテーマ
②子どもが飽きないよう15分ごとにクイズ
③45分と短い
④場内を少し明るくして上映
⑤驚かないよう音が少し小さめ
⑥場内はおしゃべりもOK
⑦料金が子ども500円とお手頃
本シリーズに来場したファミリーへのアンケートによると、半分以上が「子どもと初めて映画館にきた」という親子連れだったそうです。「子どもが楽しそうだった」、「泣かずに見られた」と言った声が寄せられています。

第1作の「沖縄 美ら海水族館~海からのメッセージ」、2作目の「ぼくらは動物探検隊 富士サファリパークで大冒険」に続いて、今回3作目の「マジックドルフィン」が2月14日からイオンシネマで公開されます。本作は、八景島シーパラダイスで人気のイルカたちが主人公。ジャンプが苦手な臆病イルカが、日本初のショーに挑戦する物語です。映画ならではの工夫もされています。イルカにカメラを取り付け、特別な撮影方法を駆使することで、イルカの視線で見ている風景が大きなスクリーンに映し出されます。まるでおさなかになったような気分で映画が楽しめます。また海の生き物に関する様々なクイズで、子どもたちの好奇心を刺激します。そして、絵本ナビ編集の特製絵本を来場者全員にプレゼントするというサービスぶり。

2月14日(土)よりイオンシネマにて全国公開
■映画だけじゃない!
イオンシネマで今後シリーズ化を目指しているのが、絵本の読み聞かせです。朗読のプロの方が、スクリーンに映し写し出された大きな絵本に合わせて読み聞かせをします。3冊でおよそ50分、無料イベントです。こども映画プラスでは映画鑑賞を2才以上のお子さんにおすすめしていますが(参照:こどもとメディア)、2才以下の赤ちゃん連れのママがお出かけするのにぴったりのイベント。プロの朗読は、大人も思わず引き込まれますし、子どもに読んで聞かせる時の参考にもなります。
また、イオンシネマはショッピングモールの中にあるので、映画を見るだけでなく、お食事をしたり、お買い物をしたりと、1日まるごと楽しむこともできますし、映画の半券提示でレストランの割り引きも受けられてお得です。
■目指せ! こどもにやさしい映画館
イオンシネマではトイレにおむつ替えスペースもあり(一部設置の無い劇場もあります)、売店で販売する食べ物には、アレルギー表示シートも用意し来場者の質問に答えられるようにしています。もちろんベビーカーの預かりもOK。現在プラスチック製のチャイルドシートを、子どもたちのお尻が痛くないよう、ソファー型に交換していくところも増えています。
映画館は、映画を見るだけの場所じゃないんですね。幅広い年齢のお子さんに、様々な楽しみ方を提供するイオンシネマにますます期待しています。
マジックドルフィン映画情報
イオンシネマHP:http://www.aeoncinema.com/
各劇場の一覧ページ:http://www.aeoncinema.com/theater/