『鬼滅の刃』の煉獄さんに憧れる子どもにおすすめしたい、カッコいい”年上キャラ”が出てくる映画5選

今や日本で知らない人はほとんどいないと思われる『鬼滅の刃』、原作マンガの連載は終了しましたが、2021年に新たなテレビアニメシリーズの放送も決定し、これからも注目されることでしょう。

歴史に残る興行成績を今も更新中の『劇場版 「鬼滅の刃」 無限列車編』(絶賛公開中)は、主人公の炭治郎たち一行に加え、特に煉獄杏寿郎というキャラクターが大人気となりました。頼れる兄貴分のような性格、鬼になることを拒み強き人間として生を全うすることを選ぶ精神力など、彼の魅力はひと言では言い表すことはできません。「煉獄さんみたいになりたい」と憧れている子どもは少なくはないでしょう。

そんな煉獄さんのような、頼れるカッコいいキャラクターを見られる映画を5作品を、2人の甥っ子さんとよく遊んでいるという映画ライターのヒタナカさんに紹介していただきました。いずれも子どもと大人が一緒に楽しめる作品ですよ。(※煉獄の「煉」は「火」+「東」が正しい表記となります。)

『プロメア』:歌舞伎のように大見得を切る熱血漢

突然変異で誕生した炎を操る男と、消防隊員の男がぶつかり合う様を描いた、ハイテンションなアニメ映画です。オープニングの人命救助のシーンからド迫力のアクションシーンが繰り出され、その後も圧倒される画の連続。『X-MEN』を思わせる特殊能力を持った者への差別や偏見の問題も描かれていることも物語では重要になってきます。

主人公である「ガロ」の、歌舞伎の「大見得を切る」ような名乗り口上や必殺技の叫び方、何より熱血漢なその性格が人を弾きつけます。「その後のことは、後で考える!」など良い意味で勢い任せのセリフも放ったりもしますが、だからこその世の中にまかり通った間違いを熱量とともにぶっ飛ばして行くような清々しさがありました。

『クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦』:命懸けで守ってくれる筋骨隆々の大柄な男性

クレヨンしんちゃん映画と言えば、『嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲 』『嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』が2大傑作であるとよく語られていますが、この『電撃!ブタのヒヅメ大作戦』もかなりの人気を誇る傑作です。その最大の特徴は「本格スパイアクション」。オープニングからハリウッド映画顔負けの銃撃戦や格闘が描かれ、その後も迫真のアクションシーンが満載なのです。

頼れる大人として登場するのは、その名(コードネーム)も「筋肉」。筋骨隆々の大柄な男性で、敵と銃で交戦しながらも、しんのすけを探すために奮闘するひろしとみさえを命懸けで守ってくれます。アーノルド・シュワルツェネッガーの吹き替えでもお馴染みの玄田哲章が声を担当しているというのもたまりません。彼との「トイレをめぐってのバトル」は抱腹絶倒ものですよ。

『猫の恩返し』:紳士であり探偵であり快男児

女子高生がある日猫の男爵「バロン」と出会って冒険を繰り広げるというファンタジー作品で、ジブリ作品でも随一の楽しくて可愛らしくて親しみやすい内容となっています。そのバロンが、主人公をお姫様抱っこしたり、ピンチの時に駆けつけたりととにかくカッコよく、女性の気持ちを慮る「紳士」な面を持ち合わせているのもポイントです。

企画を担当した宮崎駿は、そんなバロンを「名探偵」であり「快男児」のようにイメージしていたそうです。実際の本編では探偵ものの要素は控えめですが、「実は私も猫の国へは一度行ってみたかった。いい機会かもしれん」というセリフなどにあるように、探偵のような好奇心が旺盛で、かつ自分の考えで主体的に行動する快男児になっていることに注目すると、よりバロンが魅力的に見られるかもしれませんよ。

『バケモノの子』:ダメダメでも本音で言い合える間柄

渋谷の街とバケモノたちが住まう街へと迷い込んだ少年が、バケモノの「熊鉄」に育てられるという物語です。この作品をカッコいい大人が出てくる映画として挙げると、「いやいや、親代わりの熊鉄って粗暴で無頓着で、全然ダメダメな大人だったじゃん」と思われる方も多いでしょう。全くもってその通りなのですが、彼なりに子どもに愛情を持って接しようとして、特訓も頑張っていた、悪友2人の助けもあったおかげで、なんだかんだで子どもを健やかに育てられた、という物語にもなっていることが重要です。

そして、「よく出来た大人であり父親」であるライバルの猪王山は、自身の子どもの悩みに、しっかりと向き合うことが出来なくなっていました。むしろ、その熊鉄の裏表のない性格が、本音で言い合える親子関係としては健全とも言えるかもしれませんね。細田守監督が本作で提案しているのは、「親(父親)がちょっとダメでも、彼とその子どもを支えてくれる友だちがいれば良いのかも」という、新しい形の家族の一例。この価値観は、これからの世でも必要になってくるのかもしれません。

『ベスト・キッド』(1984):空手と人生の師匠

少年が空手の達人である「ミヤギさん」と出会い、いじめっ子に立ち向かうという実写映画です。少年にとってミヤギさんは空手だけでなく人生の師匠にもなり、そのミヤギさんもまた弟子を得たことで人としての喜びや新たな道を見つけていきます。ミヤギさんが悲しい過去を持っていたことがわかったり、はたまた少年に大人気ない態度を取ってしまうなど、完璧じゃない人間くさい人物と描かれているのも魅力的でした。

ミヤギさんによる空手の特訓はユニークで、少年は「ワックスがけ」や「ペンキ塗り」という空手と関係なさそうな労働をさせられたために不満を募らせたりもするのですが、それが後に空手に直結する訓練であることがわかったりもします。師匠と弟子との関係において何か不協和音が起こったとしても、「実直に何かをやり続ければ得られるものがある」というのは、1つの真理なのかもしれませんね。

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