「母の日」記念~世界の理想の母親とは?

「しあわせの隠れ場所」ブルーレイ
¥2,500(税込)ワーナー・ホーム・ビデオ

間もなく母の日。あなたにとって理想の母親とはどんな人ですか? 「理想」とひとくちにいっても、国によって母親のイメージは様々です。そこで、いろんな国の映画関係者に、「映画の中の理想の母親」を教えてもらいました。

アメリカ 「しあわせの隠れ場所」
2009年 監督:ジョン・リー・ハンコック
出演:サンドラ・ブロック
<物語>つらい少年時代に出合った、裕福な白人家庭の主婦リー・アンに助けられ、プロのフットボール選手として活躍したマイケル・オアー選手の実話を映画化した感動作。

リズ・マツキェヴィッチュ (海外セールス担当)
理想の母親とは、子どもに押し付けをせずに愛し、育てることができる人だと思います。子どもが、独立心や幸せを作りだすには、どう導けばよいか知っている人。その意味で、この映画は理想に近いと思います。

カナダ 「C.R.A.Z.Y. 」(日本未公開)
2005年 監督:ジャン=マルク・ヴァレ
出演:ダニエル・プルール
<物語>1960年代、70年代のケベックを舞台に、同性愛の青年ザックと家族の関係を描いた作品。

アニック・ポワリエ(海外セールス担当)
フランス語圏のカナダ人から見た理想の母が、この作品には描かれています。人生の転換期を迎える息子を、母親は支えます。自分の気持ちを素直に話し、子どもに愛情をもって様々なことを理解させ、力強く抱きしめる・・・そういう母親です。

発売元:アミューズソフトエンタテインメント株式会社
¥3,990(税込) (C)Showbox/Mediaplex,Inc.

韓国 「マラソン」
2005年 監督:チョン・ユンチョル 出演:キム・ミスク
<物語>自閉症により5歳児並みの知能しかない20歳の青年ユン・チョウォン。走ることに興味を持った彼は、母親の愛に支えられ、ついにフルマラソンに挑戦する。

ソニア・キム (海外セールス担当)
障害を持つ息子のために愛情を注ぎ、献身的に支える母親像に、誰もが理想の母を見出すと思います。

香港 「女人、四十。」
1995年 監督:アン・ホイ 出演:ジョセフィン・シャオ
<物語>香港の典型的な一家を切り盛りし、貿易会社の部長として忙しく働くメイは40代の女性。ある時、優しかった義母が急死し、義父リンがアルツハイマーを発症する。

ウィニー・ツァン (配給会社代表)
メイは家庭と仕事をバランスさせようと懸命に努力する意思の強い女性です。アルツハイマーの義父や反抗期の息子と向き合うには、母親には何よりも強さが必要だと思います。

中国  「Meili de dajiao」(日本未公開)
2003年 監督:ヤン・ヤーチョウ 出演:ニ・ピン
<物語>夫と息子を亡くした農民チャン・メイリは、中国北西部の砂漠に学校を設立する。北京からやってきた女性、ジア・ユーと共に、メイリは子どもたちの幸せのために力を尽くす。

セリーヌ・リン (海外セールス担当)
主演のニ・ピンは中国の観客にとって古典的な母のイメージを持つ女優です。美しくかといって冷たくなく、辛抱強く、芯の強さがあり、愛情深く、自己犠牲の精神を持つそんな女性です。

オーストラリア 「Wish You Were Here」(日本未公開)
2012年 監督:キーラン・ダーシー=スミス
出演:フェリシティ・プライス
<物語>東南アジアへ気ままな旅に出た4人の若者。旅の途中、仲間の一人ジェレミーが忽然と姿を消してしまう。デイブとアリスは家族の元へ帰るが、アリスの妹から、ことの真相を知ることになる。

アレクサンドラ・バーク(海外セールス担当)
アリスは、現代的な母親です。彼女は家族のために危機に立ち向かい、どんな困難をも乗り越えようと答えを探します。そして家族をひとつに結び付ける強い女性です。

イギリス 「メリー・ポピンズ」
1964年 監督:ロバート・スティーブンソン
出演:ジュリー・アンドリュース
<物語>風に乗ってやってきた魔法が使えるナニー、メリー・ポピンズと子どもたちの交流を描いた、ファンタジー・ミュージカル。

マデリーン・プロスト (映画館プログラマー)
メリー・ポピンズは、厳しさと魔法がちょうどよくミックスされていて、完璧!

「あゝ結婚 《HDニューマスター版》」¥2,940(税込)
発売元:株式会社IMAGICA TV 販売元:エスピーオー

イタリア 「あゝ結婚」
1964年 監督:ヴィットリオ・デ・シーカ
出演:ソフィア・ローレン
<物語>フィルメーナはナポリのスラムで、無知と極貧のなかに育ち、商売女としてドメニコと出会う。20年後、ドメニコは、田舎に預けたフィルメーナの3人の息子の1人が自分の子だと知るのだが・・・。

アンナ・マリア・マッツォーネ(字幕翻訳者)
フィルメーナは、ドメニコの子が誰か決して教えず、3人を彼の子として認知するよう言います。それは彼女が子どもたちに平等な機会を与えたかったから。フィルメーナが、いい母親かどうかわかりませんが、子どもの幸せを願う強い母親です。

「ボルベール帰郷」スタンダード・エディション
価格:1980円(税込) 販売元:ハピネット

スペイン 「ボルベール <帰郷>」
2006年 監督:ペドロ・アルモドバル 出演:ペネロペ・クルス
<物語>明るくたくましいライムンダは、失業中の夫と15歳の一人娘パウラと暮らしていた。ある日、娘が、父親に襲われ、刺殺してしまう。ライムンダは愛娘を守るため、事件の隠蔽を図るのだが・・・。

アルベルト・カレロ・ルゴ
(ラテンビート映画祭プログラミングディレクター)

南ヨーロッパでは母親は映画を含め文化の中心的存在であり、スペインには母親を描いた作品が数多くあります。スペイン人にとっての理想の母親とは、愛情深く、家族に身をささげ、いつでも子どもを守るためにどんなことでもする人です。たとえ、それがろくでなしの父親を殺すことだったとしてもね。